東京都公立小学校性暴力損害賠償請求訴訟
東京都内の公立小学校時代の担任教諭らによる性暴力も含め様々な学校ハラスメントを受けPTSDを発症し自殺未遂に至るまで苦しんだ現在女子中学生Aさんが国家賠償法1条1項に基づき損害賠償を求めて提訴した裁判で2020年2月28日、代理人弁護士が第1準備書面を東京地裁(沖中康人裁判長)へ提出しました。原告Aさんは、2019年6月28日、本人訴訟を開始、今年1月から代理人訴訟で争っています。
この裁判は、学校原因による典型的な不登校の中でも最悪なケースの一つです。
担任教諭による立場を利用した性暴力加害を受け、それに起因した同級生からのいじめに対する学校の不適切対応があり、加えていじめを受けている原告を追い込む体育担当教諭の暴言怒号によるダークペタゴジーとモラルハラスメント行為が重なりました。
それにより原告は身体症状を発症後、自殺行為を行う精神状態に陥りPTSDを発症、小学校に通えなくなり、中学校にも登校できない状態が続いています。
教師と児童という絶対的な権力関係が存在する中において、信頼を置けるはずの教員から、突然に卑劣な性暴力や悪質極まりない嫌がらせ被害を受け、成長期、人格形成期にあたり大切な時期を蹂躙され、原告Aさんは、今もなおフラッシュバックと不眠、外出もままならない状態で、身体的にも精神的にも壮絶な苦痛を負い苦しみの中にいます。
東京都公立小教員による校内ての身体接触、容姿へのジャッジ、教員からの恋愛感情吐露、それによるいじめへ対応不備、ダークペタゴジーで女子小学生が不登校に追い込まれ、PTSD発症、自殺未遂に及んだ事件の損害賠償請求訴訟です。原告だけに起こった学校ハラスメント事件ではなく不登校の典型例の一つ
— 郡司真子Masako Gunji (@bewizyou1) 2020年2月28日
本日も傍聴下さり、ありがとうございました。前の学年まで・新学期が始まる前まで、元気だった我が子は、2017年、悪質な教師らによる様々な学校ハラスメントが原因でPTSDになりました。子供の心身を病ませるまで、追い詰めた奴らの行為をゆるせません。
— いちご大福 (@masaki_dokkili) 2020年2月28日
NHKと文科省で異なる不登校原因調査
不登校の理由について、文部科学省は毎年、学校を通じて調査をしていますが、2019年のNHK調査結果と大きく食い違い、いじめと学校教員との関係が
文科省調査では過小評価されているのが分かります。
東京都公立小学校性暴力・学校ハラスメント損害賠償訴訟原告側の野﨑洋平弁護士は、不登校問題は、今回の裁判に顕著なように、
加害側が守られ、被害者が学校から排除され教育機会を失う理不尽さを変えていきたいとしています。
痴漢行為や立場を利用した恋愛の強要が軽微だと警察や周囲に判断されて、事件化されないことがほとんどであり、加害者側からもなかったことにされることで、被害者がそのPTSDに苦しむ現実は、フラワーデモで多くの方がスピーチしています。
学校教員による痴漢行為は性暴力であるのに、学校側は、指導の一環として加害の事実を認めていません。
教員による立場を利用した恋愛関係への誘導もスクールセクハラであるのに、学校側に防止策やガイドラインもない状態です。
いじめを放置し、いじめられている子どもを執拗に追い詰め怒号や暴言や脅迫で子どもたちをコントロールしようとするダークペタゴジーへの規制もありません。
東京都の子どもの権利擁護条例制定案は、都議会で何度も議案に上が理ましたが、制定するには至っていません。
学校での痴漢行為は、密室内であることから、東京都の条例の範囲外とされています。
しかしながら、学校性暴力、学校ハラスメントなどの学校問題、教員との関係で不登校に追いやられる子どもたちは、増え続けています。
ダークペタゴジーについて
今回の東京都公立小における性暴力・学校ハラスメント損害賠償請求訴訟は、これまで現在のメディアからも社会からも見過ごされた学校行政の不備を問う意味があります。加害者が守られ、被害者ばかりが不登校にさせられ、教育機会を奪われる現状を変えていきたいと、代理人弁護士は支援者集会で語りました。
原告の母親は、「子どもをPTSDに追い込んだ学校性暴力・学校ハラスメントが学校現場で野放しになっていることに危険を感じる。東京都迷惑防止条例の第5条の学校への範囲拡大、子どもの権利擁護条例制定を求める活動を支援者らと進めていく」と話しています。
追加:
東京都の公立小の性暴力裁判、
緊急事態宣言の影響で
4/14の公判は延期になりました。
コロナで殆どの裁判がストップするそうです。
期日が決まりましたら、
お知らせいたします。
引き継ぎよろしくお願いします。
追記です。
裁判期日が決まりました。
2020年8月14日金曜日午後1:30
東京地裁530号法廷です。
傍聴可能な方は宜しくお願いします
文:郡司真子