フラワーデモ東京11月11日 スピーチ要旨
不登校保護者会では、性被害に遭った当事者でもあるメンバーが、11月11日の「フラワーデモ東京」でスピーチを行いました。
不登校保護者会スピーチ要旨
不登校保護者会がフラワーデモでスピーチするのは、2回目です。前回は、子どもの人権が守られない酷い教育環境である学校から逃げ出した子どもたちが、逃げた先で性被害に遭っている、それが隠蔽され続けてきているという恐ろしい実態を話しました。
その後、不登校保護者会のブログでは、
フリースクール性被害裁判の原告女性が、回復過程に役だったという絵本を中心に、性教育に関する動画や書籍を紹介しています。
今の日本は、なんでも自己責任としてしまう雰囲気が蔓延しています。そんな世の中を変えるには、どうしたらよいでしょうか。
性被害に遭わない、加害も起こさないための性教育が足りないのです。
性被害の問題は、人権の問題でもあります。
被害に遭ったあとどうすればよいかという
正しい情報にたどり着くのも困難です。
そこで、私たちは不登校の子どもを育てるお母さんお父さんと協力して、フリースクール性被害裁判原告のかたがまとめた資料や私たちが集めた性教育のために役立つ書籍の一覧とレビューをまとめています。
- 被害に遭ったあとどうすればよいか
- 子どもから被害を告白されたらどうすればいいか
- 被害や加害を生まないためにどうしたらよいか
これらのことを多くの子どもたちやお母さんお父さん、大人たちに届けるための活動です。
私たちが紹介する書籍は、幼児期からの性教育にも使えます。幼稚園保育園、小学校中学校高校の子どもたちや教育に携わる人たちに知って欲しいのです。
- 自分の身体と心は自分のものであること
- 同意のない性交渉は人権蹂躙であること
- 嫌なことは嫌ということ
- おかしいことには声をあげていく権利がある
- 子どもの権利、人権を大切にしましょう
追記
今回のフラワーデモ東京(2019年11月11日)でスピーチして、性被害もいじめも実は加害者こそが福祉や支援が行き届かなかった人ではないかと考えるようになりました。
フラワーデモは被害経験を被害者支援に変える力があります。
同時に加害者を生み出さない教育や支援も必要で、幼児期からの性教育は社会を変えるのに時間はかかるけれど、加害も被害も生み出さないための底力になるでしょう。
#性被害 も #いじめ も実は加害者こそが福祉や支援が行き届かなかった人では。#フラワーデモ は被害経験を被害者支援に変える力がある。同時に加害者を生み出さない教育や支援も必要で、幼児期からの性教育は社会を変えるのに時間はかかるが、加害も被害も生み出さないための底力になる。#性教育
— 不登校保護者会 (@hutoukouhgk) November 12, 2019