西日本新聞の「あなたの特命取材班」によるシリーズ「不登校」の第10回に、不登校保護者会のメンバーから担当記者へお送りした意見が、読者の声として取り上げられました。
シリーズ「不登校」には当事者や家族などからさまざまな意見が寄せられた。
「スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)の充実より、学校そのものの息苦しさを改善する施策を打ち出してほしい」。不登校生徒の保護者は記者へのツイッターにそう訴えた。
2017年施行の教育機会確保法は、学校以外の場での多様で適切な学習活動の重要性を掲げる。各地で法律上の学校ではないフリースクールの設置が進み、財政支援をする自治体もある。一方で「集団が苦手な子どもや自宅学習を望む子にフリースクール在籍を押し付けることにはならないか」と、フリースクール偏重を懸念する声もあった。
私たちが意見を発信していこうと思った背景には、一人の当事者として声を上げることの難しさ、そして声を上げたとしてもなかなか届かないもどかしさがありました。
しかし、声を上げていけば心ある人には必ず届き、多くの方々に受け止めてもらえる可能性があるのだと実感しました。