不登校保護者会

不登校の子どもを育てる保護者の会です。

不登校保護者会 Twitter DM交流会

不登校保護者会のメンバーは、地域やニーズが合うメンバーで学習会、読書会など、少人数のDMグールプを作って活動しています。

 

今回あらためて、日々緩く繋がりたいメンバーのDMグールプを設定します。

 

・とりあえず繋がりたい

・twitter TLで言えない話を共有したい

・ピンポイントで情報が欲しい

・不登校の子どもへの対応の仕方を知りたい

・行政への相談の裏話

 

などがテーマになると思います。

 

お願いとして、ビジネス、宗教への勧誘、喧嘩はご遠慮いただきます。ご希望の方は、不登校保護者会のこちらのアカウントにDM下さい。 いつも対応が遅れがちでお詫び申し上げます。

 

事務局メンバー

 

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夏休み明け、学校に行きたくない。つらい子どもたちと家庭のために 共有したいこと

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20200817


夏休みがもうすぐ終わります。

この時期、学校に行きたくないと、つらくなる子どもたちと家庭のために、

共有したいことを 以下のようなハッシュタグを使ってTwitterでツイートしていければと考えました。必要な人に届きますように。

 

#学校行きたくない #行きたくない学校がある #学校ムリなみんなへ #不登校

 

不登校について、あまり知らない人たちは、「学校ムリなら他の居場所に行けばいいじゃない」と、思いがちです。フリースクールに行けるレジリエントな子どもは、不登校になった子どもたちのうちの数%しかいません。

90%以上の不登校の子どもたちが、自宅から出られません。 布団から起き上がれない子もたくさんいます。

自宅から出られくてもいいんだよ。

その子のありのままを一番身近なおうちの方が認めること、

受け入れることが大切です。

 

 不登校になると部屋から出られない、数ヶ月数年にわたり寝込む子たちが大勢います。フリースクールに行けるのは数%のレジリエントな子だけ。 メディアは、本来の不登校像をなかなか取材できないから不登校の本質が伝わらない。

 

 

 

突然の一斉休校、なにをしたらいいの?

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一斉休校

新型コロナウイルス感染症対策のため、安倍晋三首相は突如、全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、2020年3月2日から春休みまで臨時休業を行うよう要請しました。(首相官邸HP

その夜、各所で混乱が起き、子どもを育てる家庭は、突然不安に襲われることになりました。休校要請の翌日からは、強烈な勢いでオンライン講座などのPRがネット上に溢れ始めました。

www3.nhk.or.jp

 

火事場泥棒的とも感じられる家庭学習教材情報が、あたかも大事なことのように、ネットには溢れました。急に学ぶ手段を失った、セーフティネットがなくなった、行き場を失った、保護者が仕事に行けなくなる、一日中子どもと向き合わなければならないなど、改めて「学校」の役割を考えさせられる、一斉休校となっています。

 

首相の要請があっても休校にするかどうかは、地方自治体に決定権があり、休校しない学校もありますが、休校となってしまった学校に在籍する子どもたちのために、家庭ではなにができるか考えました。不登校保護者会・読書会メンバーから中村文夫先生のFB(https://www.facebook.com/fumio.nakamura.14〉での提言をもとに考えました。

 

1、一斉休校ってなんだろう?

どうして一斉休校要請があったのかな。その影響はどうかな。

自由研究風にまとめると、生活科、社会科、理科の学習に繋がります。

今回の要請に教育研究者や論客が声を上げています。

いろんな意見を分類するのもメディアリテラシーとなるでしょう。

www3.nhk.or.jp

 新型コロナウイルスについてWHO調査報告書

https://www.who.int/docs/default-source/coronaviruse/who-china-joint-mission-on-covid-19-final-report.pdf

www.227kyukou-yousei.com

koukyouiku.jp

 

www.kantei.go.jp

 追加:国会中継が今面白いです。親子でぜひご覧ください。

 

2、WHOライフスキル10項目を確認する

Life skills education in schools

World Health Organization. Division of Mental Health, 1994

WHOライフスキル10項目はインターネットで簡単に情報が得られます。

一つ一つお子さんと一緒に確認するのも楽しいです。

ライフスキルトレーニングの書籍も数多く出版されています。

 注意:発達に適した目標設定が必要です。

 

3、良書を繰り返し時間をかけて読む

突然できた休校時間ですから、子どもにできることは、ドリル(AIドリル)やオンライン学習の無料提供に応募することではなく、良書を繰り返し時間をかけて読むことだと私たちは考えています。

識字・書字に困難がない場合は、ノートをとりながら、写しながら読む習慣は貴重です。

 

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4、新型ウイルスに弱い高齢者、病気の人のことを考えてみよう。

この時期必要なのは、一斉休校ではなく、高齢者、基礎疾患を持つ人々への至急の対応のはずです。身の回りの高齢者は困っていないだろうか。考えてみること、他者視点で考えることが大切な社会性の学びになります。

 

graphics.reuters.com

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5、セーフティネットとしての学校を考えてみよう。

突然の一斉休校で改めて学校が社会の基礎基盤であることが分かりました。

学校の社会的役割ってなんだろう?子どもと一緒に考えていきたいです。

学校を統廃合して代わりに遠隔教育を実施するようなことでは、教育水準の低下が加速します。地方自治と公教育の必要性を意識する一斉休校を家庭で丁寧に考えていけたら、

遠隔授業に課金するより私たちに必要なことを得られそうです。

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 文と構成:不登校保護者会有志・読書会メンバー

東京都公立小学校性暴力損害賠償請求訴訟

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東京地方裁判所



東京都内の公立小学校時代の担任教諭らによる性暴力も含め様々な学校ハラスメントを受けPTSDを発症し自殺未遂に至るまで苦しんだ現在女子中学生Aさんが国家賠償法1条1項に基づき損害賠償を求めて提訴した裁判で2020年2月28日、代理人弁護士が第1準備書面を東京地裁(沖中康人裁判長)へ提出しました。原告Aさんは、2019年6月28日、本人訴訟を開始、今年1月から代理人訴訟で争っています。

 

この裁判は、学校原因による典型的な不登校の中でも最悪なケースの一つです。

 

担任教諭による立場を利用した性暴力加害を受け、それに起因した同級生からのいじめに対する学校の不適切対応があり、加えていじめを受けている原告を追い込む体育担当教諭の暴言怒号によるダークペタゴジーとモラルハラスメント行為が重なりました。

 

それにより原告は身体症状を発症後、自殺行為を行う精神状態に陥りPTSDを発症、小学校に通えなくなり、中学校にも登校できない状態が続いています。

 

教師と児童という絶対的な権力関係が存在する中において、信頼を置けるはずの教員から、突然に卑劣な性暴力や悪質極まりない嫌がらせ被害を受け、成長期、人格形成期にあたり大切な時期を蹂躙され、原告Aさんは、今もなおフラッシュバックと不眠、外出もままならない状態で、身体的にも精神的にも壮絶な苦痛を負い苦しみの中にいます。

 

 

 

 

 NHKと文科省で異なる不登校原因調査

不登校の理由について、文部科学省は毎年、学校を通じて調査をしていますが、2019年のNHK調査結果と大きく食い違い、いじめと学校教員との関係が

文科省調査では過小評価されているのが分かります。

 

www.nhk.or.jp

 

 東京都公立小学校性暴力・学校ハラスメント損害賠償訴訟原告側の野﨑洋平弁護士は、不登校問題は、今回の裁判に顕著なように、

加害側が守られ、被害者が学校から排除され教育機会を失う理不尽さを変えていきたいとしています。

 

痴漢行為や立場を利用した恋愛の強要が軽微だと警察や周囲に判断されて、事件化されないことがほとんどであり、加害者側からもなかったことにされることで、被害者がそのPTSDに苦しむ現実は、フラワーデモで多くの方がスピーチしています。

 

www.flowerdemo.org

 

 学校教員による痴漢行為は性暴力であるのに、学校側は、指導の一環として加害の事実を認めていません。

教員による立場を利用した恋愛関係への誘導もスクールセクハラであるのに、学校側に防止策やガイドラインもない状態です。

いじめを放置し、いじめられている子どもを執拗に追い詰め怒号や暴言や脅迫で子どもたちをコントロールしようとするダークペタゴジーへの規制もありません。

東京都の子どもの権利擁護条例制定案は、都議会で何度も議案に上が理ましたが、制定するには至っていません。

 

学校での痴漢行為は、密室内であることから、東京都の条例の範囲外とされています。

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/keiyaku_horei_kohyo/horei_jorei/meiwaku_jorei.files/meiwaku_jorei.pdf

 

しかしながら、学校性暴力、学校ハラスメントなどの学校問題、教員との関係で不登校に追いやられる子どもたちは、増え続けています。

www.mext.go.jp

ダークペタゴジーについて

www.kyobun.co.jp

今回の東京都公立小における性暴力・学校ハラスメント損害賠償請求訴訟は、これまで現在のメディアからも社会からも見過ごされた学校行政の不備を問う意味があります。加害者が守られ、被害者ばかりが不登校にさせられ、教育機会を奪われる現状を変えていきたいと、代理人弁護士は支援者集会で語りました。

 

原告の母親は、「子どもをPTSDに追い込んだ学校性暴力・学校ハラスメントが学校現場で野放しになっていることに危険を感じる。東京都迷惑防止条例の第5条の学校への範囲拡大、子どもの権利擁護条例制定を求める活動を支援者らと進めていく」と話しています。

 

追加:

東京都の公立小の性暴力裁判、
緊急事態宣言の影響で

4/14の公判は延期になりました。

コロナで殆どの裁判がストップするそうです。
期日が決まりましたら、
お知らせいたします。
引き継ぎよろしくお願いします。

 

追記です。

裁判期日が決まりました。

2020年8月14日金曜日午後1:30
東京地裁530号法廷です。

傍聴可能な方は宜しくお願いします

文:郡司真子

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